カードローンの事業資金NGの理由とは?当てはまる人はビジネスローン

銀行カードローンなどを個人で利用すると、利用使途は「自由」とされているのに、「※ただし事業資金は除く」と記載されていることが多いですよね。
全体でみても事業資金としてカードローンを利用できるところはほとんどありません。
また自営業・個人事業主の方は代わりに「ビジネスローン・事業専用ローン」がありますので、そちらを使えば問題はありません。
しかし、なぜ多くのカードローンは事業資金として利用できないのでしょうか?今回は、そのNGとしている理由とともに、「ビジネスローン」のメリットやデメリットに触れて紹介していきます。
ビジネスローンやカードローンを検討している方はぜひ参考にしてみてください。

◆なぜ事業資金として利用することがダメなのか?

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まず、個人で借りるカードローンの利用目的は様々ですが、多くが「生活費」として利用しているというアンケート結果が出ています。
その他には趣味・娯楽・旅行などの目的が上位です。しかし、中には「事業用資金として」と答えている方もいらっしゃいます。少数ではあるものの、個人向けのカードローンを事業に利用している方もいるようです。
では、なぜ個人向けカードローンを事業資金にしてはいけないのか?
その理由は主に二つあります。

理由① 税金の関係

個人向けのカードローンを事業資金として使用した場合、それを申告したときに厄介になります。
個人名義で借りているので、経費として認められず、課税対象となり税金がかかってしまうことも十分に考えられます。個人事業主でも、法人でも、自営業でも、どれでも同じです。
年末調整の際や、会社の決算の際に事業資金としてカードローンを利用しているのがバレたら、税金がすごいことになる可能性があります。そのリスクを冒して借入することになります。事業をやっているのであれば、正規のルートで借りるビジネスローン・事業専用ローンで借りることをオススメします。

理由② 一括返済を求められる!?

もし、個人向けのカードローンを事業資金にしていることがバレたら、強制解約のため一括で強制返済を求められることもあり得ます。
事実、カードローンの利用使途は「事業資金NG」となっているので、契約違反となるのです。
カードローン会社に一括返金を求められたらどうしますか?!そういった大きなリスクがあることを覚えておいてください。

以上のような理由があります。
ですので、自分の為に個人向けのカードローンは事業資金として利用しないほうがいいでしょう。
結果的に自分を苦しめる要因になりかねません、そして、そのリスクを冒さずとも借りることができるところはありますから。
次は、「ビジネスローン」について紹介します。どういったメリット、またはデメリットがあるのでしょうか?

【自営業の方へ】銀行活用法「当座貸越」が便利なワケ

◆「ビジネスローン」について

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ビジネスローンとは、その名の通り事業資金として利用するためのローンですが、主な特徴は下記の3点です。
これが主なメリットもしくはデメリットです。良いところが多いので魅力ではありますが、キチンとしていて審査に厳しい傾向があるため、誰でも利用できるというわけではありません。

特徴① とっても低金利

まずは金利に大きな差があります。通常個人向けのカードローンは15%前後が上限金利であることが多いですが、ビジネスローンはガクンと下がります。
特に国や自治体が主体に展開しているローンは比べ物にならないほど低金利になります。ただし、その分審査も厳しいです。事業計画や資金運用などの資料を作成したり、「結果このくらい必要だから融資していただきたい」という明確な意思、そして実績を総合的に評価されます。
決して易しくはありませんが、どうしても国の制度を利用したい場合は検討されてはいかがでしょうか。

特徴② カードローンと似た感覚で借りれる

最近では個人向けカードローンと同じ感覚で利用できるビジネスローンが多いです。
カードローンのサービスは非常に充実しているので、それに負けじとビジネスローンにも力を入れているところが多いようです。
消費者金融やネット銀行などもビジネスローンとして商品を出しているところもありますから、カードローンのように即日融資が可能だったり、保証人・担保が不要だったり、ほとんど個人向けカードローンと変わらないように利用できるようになっています。
自身がカードローンを利用していたら勝手が一緒なのでわかりやすいですよね。事業資金が少し足りないときにも補うことができるのも利点です。

特徴③ 審査が厳しい

最初にも紹介しましたが、基本的にビジネスローンは審査が厳しい傾向にあります。国や自治体の制度はもちろん、全体的な基準が高いです。事業に対する融資なので高額になる場合もありますし、業者側も慎重にならざるを得ないのでしょう。
金利が高くても審査が厳しい場合もあるので、それはデメリットと言えますね。

いかがでしたか?
個人向けカードローンとビジネスローンの違いや、個人向けカードローンで事業資金を借りてはいけない理由がわかっていただけたでしょうか?
あなたの利用目的によって、様々なローンがあります。
いろんな業者を比較し、自分に合ったローンをみつけてください。

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