審査を通過するポイント

もしあなたが何かしらの禁則事項に抵触してしまっているが故におまとめローンの審査に通らないのではないのであれば、後はより金融機関に信用してもらえるよう対策しステータスを高くしていくだけです。具体的には仮審査における「スコアリング」をクリアすれば良いだけなので、仮審査とほぼ同等の測定が行われる各社のシミュレーターを使い調整する事でどの程度今の状態から対策が必要か大まかな目安を知る事が可能です。


おまとめローンの審査基準

おまとめローンの審査基準とは言ったもののその審査基準と言えば他の金融商品、例えばカードローンやキャッシング、クレジット等とそれ程乖離はありません。従っておまとめローンを必要としている既にカードローンやキャッシングに数社受かっている前提の人はまずその審査において何が有効に働き、また何が不利に働いたかを周到するのが一番確実かつ手早い対策だと言えます。(>>>おまとめローン審査通らない時の対策集)ただ強いてあげるのであればこれら金融機関の審査というのは3つの「し」、即ち「収入」「信用」「資産」を強化する事でスコアリングの点数をあげる事ができます。

まず収入ですがこれには貴方の年収や勤続年数、雇用形態や借入総額等が含まれます。当然と言えば当然ですがおまとめローンとはいえローンはローン、会社側も完済する宛の無い人間に商品を提供するのは憚られます。そこであなたが実際にローンを一本化した場合どの程度の期間かけてどのくらいずつ返済できるかといった内容を前述の内容から推し量ります。

よって当然年収は少しでも多いほうが評価は高くなりますし、借入総額や借入先数は少ないほうが審査では有利になります。ただここで気をつけなくてはいけないのはいくら年収があがるからといって対策として迂闊に転職してはいけないという事です。金融機関は勿論年収が高い事は評価しますが、それ以上にあなたが継続的に返済できる事、つまり安定性をより高く評価します。その為雇用形態が安定している事(正社員である事)や勤続年数が長い事は審査結果に大きく影響します。 収入

次におまとめローン審査では「信用」が重視されていると言いますが、これはきちんと数値によって明確化されている他の項目と比べて推し量り辛い部分があります。ただ敢えて具体的な話をするのであれば例えば携帯電話よりは固定電話を持っている事、借入よりかは持ち家である事、未婚より既婚である事>等が信用に繋がります。というのもこれらは何れも前者に該当する人より後者に該当する人のほうが言い方は何ですが「フットワークが重く」「逃げ出し辛い」からです。金融機関が一番怖いのはおまとめしたものの返済者が行方をくらます事なので、こういったきちんと返さざるをえない状況作りというのは審査のスコアリングにおいて高い点数に繋がります。

最後に「資産」ですがこれは言葉通りあなたが今現在持っている資産の事を指します。勿論おまとめローン商品は殆ど担保や保証人を必要としない商品ですが、いらないだけで「ある」に越した事はないというのが実際の所です。上記の「信用」と被ってしまう部分はあるのですが例えば持ち家である事、また車を所持している事、両親が健在である事等がこれに該当します。簡単に言ってしまえばもし返済が滞ってしまった時に頼るあてがあるというのは審査において有利になるという事です。 持ち家資産

すぐ取る事の出来る対策

さて上記の審査基準がある程度見てきた所でいよいよ審査対策なのですが、これら基準の中には一部一日二日では改善する事の出来ない項目も含まれています。例えば収入の要である「勤続年数」、こればかりは時間の経過を待つ事でしか強化する事が出来ません。(尤も時間の経過で強化はされるので、今はダメでも半年後なら通るといった場合も十分にあります。)一方で一部の項目は比較的短い時間での改善が可能なのでまずはそういった所から対策を取っていく事が重要となります。

例えば「信用」の項目はすぐにでも改善できる項目が多いので狙い目です。具体的には固定電話を持っていないのであれば固定電話を引く事でスコアリングにおける点数を少しあげる事が可能です。また両親が健在の場合、書面上だけでも暫く住まわせてもらう事で資産面が強化されるのみならず、ご両親が持ち家固定電話持ちだった場合信用情報も併せて強化する事が可能です。

なお金利が安く条件の良い所ほど審査基準が厳しいという話があります。このような場合金利が決して低いとは言えないような会社でも審査に通るのであれば一度債務を一本化し、その後より条件の良いおまとめローンに借り換えるといった手法も有効です。一ヶ月の間に可能な申し込み回数と繰越手数料にだけ気をつけつつ段階的におまとめを進めるというのも最終的に良いおまとめを行う上では効果的な手段となっています。

また少し下世話な話にはなるのですがおまとめローンとは言え慈善活動として行われているわけではありません。当然金融機関や金融機関に勤めている人間には「ひと月何件」といったノルマが存在します。

そしてノルマ達成に余裕がある場合審査は厳格に行われ、ノルマ達成が難しい場合審査は少し甘くなると言われています。この事から金融機関の審査は通りやすい時期と通り辛い時期があると言われています。尤もこういった裏事情を一般の方が把握するのは容易ではない為こちらはなかなか狙って申し込めるものではありません。ただし何かしら新規利用者を対象としたキャンペーンを開いている金融機関というのは「キャンペーンノルマ」が設けられている確率が高い為、比較的狙い目だとは言われています。 キャンペーン

最後にこれは都市伝説レベルではあるのですが、例えば必要書類を予め用意しておき要求されたら迅速に送る、申し込みは出来るだけ正確かつ詳細に書く、窓口で申し込む場合は身嗜みを整えはきはきと応対する、これだけでもおまとめローンの審査結果が違ってくると言われています。審査の根底にあるのは「如何に自分が完済可能な人間に見せるか」です。何故なら審査の大部分はコンピューターによって行われてこそいるものの、その最終的な合否を決めているのは今までもそしてこれからも「人」だからです。それもあってか入試や就活とおまとめローンの審査は近いものがあります。だからこそこれら審査はきちんと準備し、また対策を取る事が重要なのです。

>>>総量規制とは何?

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