Q.仮審査で通ったのに本審査で落ちるのはどういうとき?

カードローンやキャッシングを利用しようと申込を行うと、必ず審査が行われることになります。
そして、審査には「仮審査」と「本審査」があることは、既にご存知の通り。

知らない人はもう一度おさらいしておきましょう。(⇒Q「おまとめローンの仮審査って何ですか?」

中には、仮審査は通ったのに本審査が通らないということが意外と多くあります。

ということで、今回お伝えしていく内容は、本審査で落ちてしまう理由は何か?について。
仮審査に通ったからといって安心せずに、最後まで気を引き締めて構えておくようにしましょう。
本審査と仮審査どちらで落ちたかによって、原因を特定できる場合があります。
見逃さずにチェックしておいてくださいね。

■そもそも仮審査と本審査の違いとは?

仮審査と本審査の違いを説明

言葉からも察することが出来る通り、仮審査は、文字通り「仮の審査」であり、簡易的なものになることが多いです。
対して本審査は、本番の審査ということで、個人情報を事細かく確認をして、最終的に「本当に融資をしても問題はないか?」を確認する作業になります。

したがって、仮審査に通って本審査に落ちてしまう方は、端的に言えば「個人情報に問題がある」という場合が多いです。
個人情報と言っても色々とありますが、重要視されるのは、やはり信用情報になります。
よく目にする「クレジットカードの未払い」だったり、「強制解約」「債務整理」をしたことがある場合は、本審査で落とされてしまう可能性が高いということになります。こういった金融事故情報は仮審査の段階ではわからず、信用情報を照会してみなくては発覚しません。

つまり、仮審査の時点では信用情報まで見ることはないため、このような事故情報を持っている人でも仮審査は通るということですね。

「審査」といってもどの段階の審査かによって、見る部分が変わってきます。(⇒おまとめローンの『審査』5種類と審査に通らない4つの理由

◇信用情報機関に問い合わせて人の手でチェックを行う

本審査は言ってしまえば、業者にとって「利益を得ることができるか?それとも損失を与えるのか?」を判断することと同じ意味になります。
信用して本審査をOKとしたにも関わらず延滞され、それを債務整理をされてしまったら…業者としては大きな損失になることは言うまでもありません。

だからこそ、信用情報機関に上がっているデータ…つまり客観的な事実に基づいて、人の手でチェックを行うことになります。

余談ですが、これを人の手でせず人工知能(AI)によってスコア化するサービスも誕生しました。(⇒カードローンの審査にAIが導入されたら気を付けるべきこと)まだ改善点はあるものの、人の手による審査がなくなれば、年収が低い人や職種によっては審査に通るのが厳しくなるかもしれません。
人口知能などのAIによって判断されるのであれば、さらに細かい点まで入力が求められるかもしれません。これからの最新技術の動きにさらに注目ですね。

■実は…融資額が大きくなればなるほど仮審査の信憑性は上がる

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さて、本題に戻りましょう。ここまでの話は、あくまでも少額の融資のお話になります。

例えば、消費者金融が提供しているカードローン・キャッシングサービス。この場合は、総量規制対象となるため、年収の3分の1までの融資しかできません。
結果、最初は大きな額ではなく、最大でも50万円のような小さな額から始めます。
だからこそ、仮審査は簡単に済ませて最低限のふるいを掛けた方が効率的になるわけです。

しかし、銀行系カードローンのように総量規制対象外で、大きな額を融資をするとき、実は仮審査も本審査に近い審査を行うことがあります。
つまり、仮審査も信用情報機関に客観的なデータを求めて人の手で審査を行うわけです。

となると、仮審査さえ通れば、本審査も似たような審査になるため、この仮審査の結果は、かなりの信憑性が高くなると言えるのです。
住宅ローンも同様のため、こちらをイメージしてもらえると良いかもしれませんね。

ともあれ、この仮審査は、申込のときに「個人情報を閲覧をしてもよいです」という同意書の署名を求められます。
このような署名をした場合、仮審査でも本審査に近い審査を行うのだなと判断してもらえれば結構です。

つまり、少額融資の場合は信用情報と照らし合わらず結果を報告してしまうことがあるため、仮審査と本審査の結果が変わってしまう可能性があります。高額融資の場合は最初から慎重に審査するため、融資額によって審査の精度が変わると捉えられるでしょう。

■具体的に仮審査・本審査は何処を見ていくのか?

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では、実際のところ仮審査で確認するところ、本審査で確認するところの違いを見ていきましょう。

【仮審査】

仮審査は本当に簡易的なものになるため、

・年齢
・年収
・勤続年数
・勤務先の規模
・他社の借入状況

などになってきます。全て自己申告になります。

この情報から機械的に「いくらぐらいなら融資できますよ」という結果がでます。これはおそらく自動で行っています。

この仮審査の段階で落ちてしまう方は、相応の状況にあるため、大手から借り入れることは難しいと言わざるを得ません。

【本審査】

本審査は、仮審査で申告された情報に虚偽がないか?を確認します。
また、先に説明した通り、信用情報機関に登録されている信用情報を閲覧して、滞納などの過去がないか?も合わせて確認していくことになります。

ただ、細かい判断基準に関しては、決して一般公開されることはなく、また漏れることもありません。
したがって、詳細な内容は分からないというのが、実際のところになります。

◇「虚偽」で申告をして本審査でバレて落とされる

さて、仮審査が通っても本審査で落とされてしまうケースで意外と多いのが、この虚偽の申告をしたというもの。
意識して虚偽するケースもあれば、単純に記載ミスをしてしまって「虚偽」と判断されてしまうこともあります。
申込のとき、記載する内容は、何度も繰り返しチェックをすることが大切になることは言うまでもありません。

例えば、勤続年数。
本当は5年だったにも関わらず、7年と記載をしてしまえば、2年も多めに申告したとなり、「ひどい嘘」と判断されてしまうわけです。

逆に、5年だったものが3年と記載をした場合…これはこれで「勤続年数すら把握していない適当な人なのか?」と判断されてしまうこともあります。
正直なところ、数年の差であれば大きな影響は与えませんが…。

ともあれ、ちゃんと伝えたいことは「虚偽」と判断されないようにも、正しい情報を記載して申込を行うことが大切だということです。

ただし、暗黙の了解とされているのが「年収」です。
もちろん数百万円も違えば虚偽の申告とみなされますが、中には副業などで臨時収入を得ている方も多く、額面上の収入は目安に過ぎません。多少のかさ増し程度であればそれが原因で落ちるということは考えにくいでしょう。

審査にも影響する?おまとめローン申込時に記載する「年収の計算方法」は?

年収を多くみられたい!ローン審査を有利にする収入源8選

借入額が年収の半分以上でもおまとめローンの審査に通るのか?

■オススメの業者は?

まだ業者選びに迷ってる方は、「結局どこがいいの?」と思っていることでしょう。

結局のところ、「ここが良い」といういう結論はありません。その人の借入状況によって異なるからです。

借入が少額・もしくは高額なおまとめローンを希望していて、かつ安定した収入がある職業に就いているのであれば、銀行カードローンがオススメです。またはパートやアルバイトなど安定した職業ではないが、継続して借り入れができる業者を探しているのであれば審査に通りやすい「消費者金融」が良いでしょう。

人によって向いている業者が異なるからこそ、多くの業者を比較検討するといいです。

主な選び方は、

・利用している銀行のカードローン
・利用手数料がかからない方法が多い業者
・低金利の業者

などが一般的です。

最後に、過去に3枚以上のカードローンを所有していた管理人がオススメするカードローンを紹介します。

オススメ業者① アイフル

☟アイフルへのお申込みはこちらから

アイフル

アイフル概要
金利 限度額 返済日
年3.0~18.0% 1~800万円 35日ごと、毎月指定日(任意)
申込方法 遅延損害金 総量規制
インターネット・電話・窓口・自動契約機 20.0% 対象
無利息期間 契約日の翌日から30日間(初回のみ)
利用条件 ・満20歳以上70歳未満の安定した収入がある方
・保証会社の保証を受けられる方

※外国人の方は永住許可を受けている方が対象。
※審査の結果によっては利用できない場合あり。

上記は銀行カードローンを紹介しましたが、消費者金融であれば断然アイフルがおすすめです。

アイフルはおまとめローン・借り換えローン専用のプランを用意しており、他社からの借入に寛容だと思われます。それだけではなくおまとめ専用の「おまとめMAX」はかなり低金利になります。女性でも安心して利用できる専用オペレーターを完備していたり、利用者が使いやすいようなサービスを実施しているので、お客さん目線をわかっている業者といえるでしょう。

銀行カードローンはハードルが高そう…という方は、消費者金融で検討するのが一番です。消費者金融の中でも独自経営で審査を行っているアイフル一択かもしれませんね。

アイフルの詳細記事を読む

アイフル公式HPで申し込む

オススメ業者② 楽天銀行スーパーローン 

☟楽天銀行へのお申込みはこちらから

楽天銀行カードローン

楽天銀行スーパーローン概要
金利 限度額 審査時間(最短)
年1.9~14.5% 10~800万円 当日~2営業日
融資までの時間(最短) 返済日 総量規制
2営業日 1日
12日
20日
27日(※)
対象外
利用条件

・満20歳以上満62歳未満の方
・安定かつ継続した収入の見込める方

※外国人の方は永住許可を受けている方が対象。
※審査の結果によっては利用できない場合あり。

※ 毎月の返済(約定返済)は「口座引落」で行われます。引き落とし日は金融機関によって異なる

楽天銀行スーパーローンの主な特徴としては、

低金利である
24時間365日すぐに借り入れできること
楽天銀行の口座を同時開設で30日間無利息になる

という点でしょう。

ネット銀行なので、非常に低金利で、メンテナンス時以外24時間365日いつでも利用可能です。また、通常のカードローンだと一回108~216円の手数料がかかってしまうことが多いのですが、楽天銀行は手数料無料で借入・返済が可能です。

もしくはネットショッピングで楽天をよく利用される方で、カードローンを検討されている方は「楽天銀行一択」です!

楽天銀行スーパーローンの詳細記事を読む

楽天銀行スーパーローン公式HPから申し込む

オススメ業者③ みずほ銀行カードローン│業界トップクラスの低金利

☟みずほ銀行カードローンへのお申込みはこちらから

銀行カードローンの中で最もオススメなのは、みずほ銀行カードローンです。

ポイントはなんといっても圧倒的な低金利!また、メインバンクにもしやすく、後々住宅ローンを組むなどを考えると使い勝手が良いのがみずほ銀行です。

大手三行だから口座を持っている方も多いでしょう。規模が大きいからこそ安心して利用できますね。

もちろん、ムリなくご返済いただける範囲で、計画的にご利用ください!

みずほ銀行カードローン概要
金利 限度額 返済日
年2.0~14.0% 10~800万円 毎月10日
申込方法 遅延損害金 保証人
インターネット・電話・郵送・銀行窓口 19.9% 不要
利用条件 ・満20歳以上満66歳未満の方
・安定かつ継続した収入の見込める方
・保証会社の保証を受けられる方

※外国人の方は永住許可を受けている方が対象。
※審査の結果によっては利用できない場合あり。

みずほ銀行カードローンの詳細記事を読む
みずほ銀行カードローン公式HPで申し込む

■まとめ

いかがでしたでしょうか。

カードローンの仮審査と本審査はそもそも調べているものが違い、審査に落ちた地点で原因が大まかですがわかるようになっています。

仮審査で落ちた場合⇒年齢・年収・勤続年数、勤務先の規模、他社の借入状況など自己申告なので、そもそものスペックに問題あり。

本審査で落ちた場合⇒個人の信用情報に問題があるか(クレジットカードの未払いや強制解約、債務整理など)虚偽の申告などがあったことがバレてしまった。

おまとめローンや住宅ローンなど、高額なローンは仮審査の時点で本審査と同じような本格的な審査となるため、仮審査に通って本審査で落ちることは比較的少ないと言えるでしょう。

いずれにしても、審査の地点によって調べる内容が異なってくるため、仮審査・本審査のどちらで落とされたかによって今後の改善点が見えてくると思います。諦めずに改善して再度申し込んでみましょう。

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