おまとめローンは、複数の借入先を1ヵ所にまとめることで、返済をしやすくするというものです。
ただし、1か所にまとめただけでおまとめローンになるというのは半分正解で半分間違いです。
というのも、一つの業者にまとめるだけでなく、複数の借入件数を少なくするだけでも一応おまとめローンになります。
ただし、一つの業者にまとめたところで、金利が変わらなければ意味がないのです。
◆これが真のおまとめローン!
おまとめローンの理想としては、一つの業者にまとめ低金利になることでしょう。
しかし、必ずしも一つの業者にまとめることが必須条件ではありません。
理想を追うのはなかなか難しいですが、何か一歩を踏み出すにはこんな方法もありますよ。
◇借入件数を減らす
例えば、5つの業者から借りていて、そのうちの4つをまとめて最終的に2つまでにできたら、それも立派なおまとめローンです。
ただし、個別に完済して借入件数を減らすのはおまとめローンとは言えません。おまとめローンの定義は「借入金額はそのまま、借入件数だけが減る」というものです。
もちろん、借入総額も借入件数も減るのが一番良い状態なので、「個別に完済して借入件数を減らす」というのは、おまとめローンとは言えないもの、借金問題を解決する上でとても良い方法です。
◇金利を下げる
よくありがちですが、金利が安くならないにも関わらず借入件数が減っただけでおまとめローンしたような気になっているケースがあります。
個別で借りているときと金利が同じ、場合によっては高い…などという場合はおまとめローンとは言えないと考えています。
おまとめローンの最大のメリットは金利が下がることですから。
◇返済にかかる手間・手数料が減る
おまとめローンをして借入件数が減ると、借金の状況が見えやすくなるというメリットもあります。完済の手順が見えるようになると、モチベーションも上がり結果が出やすくなります。
意外と手間になるのが「返済」です。借入先が複数あると、個別で発生していた手数料や手間がかかります。消費者金融の場合、コンビニATMなどで返済すると手数料がかかります。例えば、手数料が月500円だとすると、年間で6000円です。1社6000円なので、複数から借入していたら、借入件数が多ければ多いほど、その分手数料もかかっていることを忘れてはいけません。例えば、3社から借りていたら18000円、4社から借りていたら24000円、年間の手数料にかかっていることになります。
こういった事実は見えないコストとしてあなたのお金を引き出している可能性があります。おまとめローンすることはコストカットになるということもわかりますね。
◆「おまとめローン」という名前じゃなくても良いの?
「おまとめローンという名前のサービスを使わずに、借金の一本化をするだけではおまとめローンとは言わない」というごく少数派の意見もあります。たしかにそうかもしれません。
しかし、「おまとめローン」という名前が大事なのではなく、「借金の一本化」をするという結果が大事なのです。
「おまとめローン」という名前がついていない業者や銀行でも借金の一本化はできます。
例えば、消費者金融では「おまとめローン」という専用コースはアイフル・プロミス・アコムの3社のみです。SMBCモビットなどは「おまとめローン」という専用コースはありません。しかし、モビットでも借金の一本化はできます。また、銀行カードローンでも「おまとめ・借り換えOK」と明記されていないところでも借金の一本化はできます。
このように、おまとめローンという名前がなくても一本化はできるのです。おまとめローンという名前がないところでもよいのか…と疑問に思っている方は安心してください。
大事なのは、名前ではなく中身です。
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