■おまとめローンとは
ここで主に紹介している「おまとめローン」。
一般的におまとめローンとは、今あるローンを一本化する事です。
長い生活の中で色々なローンを組み、返済期間や毎月の返済日、返済額がローン毎に設定されている場合、これらを完済する額をまとめて1ヶ所から借りて返済に充てるものです。
おまとめローン自体はローンの返済額は変わりません。
ただし、まとめる際にメリットがあるよう、いままでのローンよりも安い金利を提示される事が大多数なので、利子の面で最終的な合計の返済額が変わってきます。
おまとめローンを組む位ですから借金額は多額の場合が多いので、金利が0.5%変わるだけでも最終的な返済額は1万円単位で違ってきます。
■おまとめローンを申し込むのに必要な情報
実際におまとめローンの商品を扱っている所に電話すれば、必要な情報を集めるよう教えてもらえますが、ここでは先に準備します。
まず、新規のローンなので、通常のローンを組むのに必要な書類があります。
自分の身元を確認する書類と、収入を証明する書類です。
もし、おまとめローンを扱っている商品の会社について、既にカードを作っている等の取引があれば、これらは提出済みとみなされ、省略される場合があります。
次にメインになるのは「今どこにいくら借りているか」です。
借金の額が曖昧なのに、それに対して返済できる額を計算する事はできません。
また、これは提出するデータなので、借金にちょっと上乗せして多く借りる事も原則できません。
これを確認する場合は、明細などからその時の金額を見て下さい。
何社に渡っていると思うので、リスト化してメモを取っておいてください。
なお、1円単位まで詳細にメモをとる必要はありません。
曖昧なのはいけませんが、利子は毎日発生しており、借り換えして返す日には1円単位の額は変わってしまいます。
なので、実質意味を持たなくなってしまいます。
また、同様の意味で、直近の返済残高であれば、細かく日付までこだわる必要はありません。
⇒【元銀行員直伝】おまとめローンの審査を通りやすくする裏技10選
⇒おまとめローンの審査に必要な書類、出すと有利になる書類公開
■本人にとって最重要な情報は・・・金利
まだ調べておきたい情報があります。
一番重要な情報は、個々のローンに掛かっている「金利」です。
これは、最悪分からなくても問題のないデータです。
ですが、借り換えたら、今の金利より高いものに設定され、最終的な返済額が増えてしまったとしたら、なんのための借り換えか分からなくなってしまいますね。
ここは勝負するためのデータになります。
ローン毎に金利は違うと思いますが、正確な金利をメモして下さい。
ローンの公式サイトには幅のある金利しか書かれておらず、金利は人それぞれです。
定期的に届く書類に書いてあったり、オンラインでの会員サイトに書いてあったりしますが、分からない場合はローンのキャッシングカードに書いてある問い合わせ先に電話しましょう。
電話代が掛かったとしてもおまとめローン時に金利が安くなるなら、結果的に得をします。
⇒低金利のカードローンてどのくらい低金利なの?実際に計算してみた
■そして申し込み・・・手続きは?
前準備が長くなりましたが、これで申し込みができます。
今までローンを組んできたのであれば、手続きは他のものと大きく変わりません。
違うのは、まとめる側の今までのローンについて尋ねられる事です。
さっきまでのメモを見て答えれば、難しい事はありません。金利についても正直に答えて下さい。
それならと、今までよりも安い金利を提示ししてくれるでしょう。
場合によっては1円単位まで借金を調べなければならない場合があります。
詳細に指示はありますが、今までのローン会社に電話して、完済するので借金の総額を教えてほしい旨を伝えます。
返済日を尋ねられるので、おまとめローン会社と相談した日付を答えて下さい。
そこから金利を計算した最終的な返済額が決定されます。
これをメモしておまとめローン側の会社に伝えればOKです。
⇒Q.おまとめローンの審査に通るか不安・・どうしたらいいの?
■手続き完了後の流れ
おまとめローンの手続きが完了し、契約を行った後は融資が行われるのですが、おまとめローンの場合、融資は今まで借りていたローン会社へおまとめローンを契約した銀行・消費者金融より直接返済が行われます。
そのためおまとめローンを借りた本人は基本的にお金を引き出す必要もなく、代わりに全て返済してくれるので返済の面倒を省けます。
おまとめローンは基本的に返済をしていくところから始まり、途中で借り入れを行なうこともできません。
つまり、返済専用のカードローンと言っていいでしょう。
ただし、中にはおまとめローンであっても追加で借り入れを行えるものもあります。
おまとめローンは額もかなり大きくなっているため、なるべく追加の借り入れは行わないように、返済に専念することをおすすめします。