クレジットカードのキャッシング機能と通常のキャッシングの違いはあるのか?

クレジットカードでもお金を借りることができるってご存知でしたか?
昨今、クレジットカードが凄い勢いで普及しているため、知っている方も多いかと思います。
しかし、アイフルやレイクなどの消費者金融で利用するキャッシング・カードローンと何が違うのか?と理解している方は少ないかと。
ということで、クレジットカードのキャッシング・カードローンサービスについて触れていきたいと思います。

■消費者金融とほぼ同じサービス

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冒頭の話の流れからすると、違うサービスと受けて取れますが…実際のところは、ほとんど同じです。
したがって、利用するときは、消費者金融と同等のサービスを利用してお金を借りていると認識して貰えれば結構です。
違う点を敢えて述べるとしたら…専用のカードは無く、クレジットカードでキャッシングが可能だという点や、キャッシング専用のATMは無い点。
代表的な違いはこれくらいになります。
ちなみに、一昔前までは、クレジットカードのキャッシングの方が金利は高い傾向にありましたが、昨今は同程度の金利となっています。
ともあれ、以下より、ほぼ同じサービスと言える理由を説明していきます。

◇総量規制の対象となるサービス

クレジットカードのキャッシングサービスは、総量規制の対象となるサービスになります。
したがって、年収の3分の1を超えるような融資を受けることはできません。
これは消費者金融業者と全く同じサービス内容となっています。

少し話が逸れますが…。
信販系や銀行系で、よく目にする総量規制対象外のカードローンのサービスがあります。
これを目にすると、信販系や銀行系から発行されているクレジットカードであれば、キャッシングサービスも総量規制対象外になると流れで、理解してしまうことも。
しかし、この認識は間違いで、発行されているクレジットカードの種類は関係なく、キャッシングサービスは例外なく、総量規制対象となります。

◇保証会社は消費者金融業者が行っていることが多い

この手のサービスを利用するとき、必ず保証会社の審査があります。
この審査を通過して、初めてキャッシングのサービスが利用することができるようになります。
保証会社に関しては、そこまで数が多いわけではありません。
これが意味することは、違うキャッシングサービスであっても、保証会社は同じということが多々あるということ。
具体例を挙げると、東京三菱UFJ銀行のカードローン「バンクイック」はアコムが保証会社となっています。
他にもアコムは、セブン銀行のカードローンに対しても保証会社となっています。
当然、クレジットカードのキャッシングでも同様のことが言え、消費者金融業者の保証会社となっている業者が、保証していることも多々あるわけです。

伝えたい事が、ぼんやりしてしまいましたが…一言でまとめると「消費者金融業者もクレジットカードのキャッシングも同じ保証会社が保証していることが多いため、同様のサービスと言える」となります。

◇金利は?手数料は?

では、金利などのサービス面で比較してみましょう。
消費者金融の上限金利は18%のところが多く、クレジットカードのキャッシング枠も一般的に18%であることが多いです。
ここはほぼ同じです。消費者金融のキャッシングもほぼ上限金利の18%が設定されることが多いので、金利についてはあまり違いはないでしょう。
しかし、金利面を重視するのであれば消費者金融がオススメです。
というのも、クレジットカードのキャッシング枠は18%で固定されていることが多いのに対し、消費者金融は〇%~18%と下限金利も設定しているからです。
下限金利が設定されていないクレジットカードのキャッシング枠は、損しかないことを意味しています。
キャッシングに詳しくないと「そんなもんか」と飲みこんでしまいますが、そこが落とし穴ですので注意してください。

しかし最近では、無利息期間サービスを取り入れているクレジットカードのキャッシング枠もあるため、消費者金のキャッシングとの違いはほぼなくなってきています。
また、手数料の無料化が進んできているので、消費者金融も手数料無料になる時代も近いかもしれません。
いまのところ、「金利面でのみ、消費者金融がお得」という結論に至りました。

■クレジットカードのキャッシングサービスで知っておきたいこととは?

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さて、クレジットカードのキャッシングサービスは、消費者金融業者と同様のサービスということは理解できました。
しかし、あくまでもクレジットカードはクレジットカードであり、消費者金融とは細かい点で変わってきます。
ということで、クレジットカードのキャッシングサービスで知っておきたいことについて、以下より説明をしていきます。

◇発行時に同時に申し込みをするときの注意点

クレジットカードを発行するとき、申込書にキャッシングサービスを利用するか?の記入欄があります。
そこには、融資希望額を記載することができますが、ここを適当に書いてしまうと、審査落ちしてしまう可能性があることを理解しておいてください。

平たく言うと、クレジットカードはクレジットカードの審査があり、キャッシングサービスにはキャッシングサービスの審査があるということ。
これが意味することは、クレジットカードを発行するためには、両方の審査が通らなければならないということです。
つまり、クレジットカードの審査が通ったとしても、キャッシングの審査に落ちてしまえば、クレジットカードの発行はできないということを意味するわけです。
キャッシングサービスの申し込みは、クレジットカードが発行した後でも出来るため、まずはキャッシングサービスを「利用しない」という体で臨んでいくことをオススメします。
後は、折を見てキャッシングの申し込むようにしましょう。
このときは、融資希望額は少なめから設定していくと、なお良しです。

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◇基本的に消費者金融業者よりも融資額は小さめ

当たり前の話ですが、クレジットカードはクレジットカードが専門のサービスになります。
キャッシングサービスも利用して欲しいところですが、本業ではなく副業的な位置付けのサービス。
この状況を証明する理由が「融資額は小さめになることが多い」ということ。
希望融資額を50万円としても「20万円であればOKですよ」という流れになることが多いというわけです。
したがって、本格的にキャッシングサービスを利用したいのであれば、消費者金融業者を利用した方がよいでしょう。
クレジットカードのキャッシングは、あくまでも補助的なサービスと受け取って利用するスタンスが一番よいかもしれません。

■銀行カードローンとは違う

先ほど、金利面では消費者金融に下限金利が設定されている分お得であると紹介しました。
しかし、銀行カードローンと比較するとそれはまた変わってきます。
クレジットカードのキャッシング枠は論外であるくらいに、銀行カードローンは低金利です。
もしカードローンを長く利用しようと考えているのであれば、銀行カードローンに申し込んだ方が良いでしょう。
長く利用するにあたって金利は大切ですからね。
最終的に金利によってかなり差ができてきます。
クレジットカードや消費者金融の金利とはかけ離れた低金利で設定されているところが多いので、自分に合った業者を探してみましょう。

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