【プロ直伝】無職の状態からカードローンの審査に通す方法

私は以前カードローンの審査に携わっていました。そんな経験から今回は、無職の状態でもローン審査を通すための方法をご紹介させていただきます。
そもそも、なぜ無職だとローンが通らないのでしょうか?
結論としては、無職だということが問題なのではなく、「収入がないこと」が問題なのです
わかりやすい例としては、専業主婦や年金暮らしの方でも、ローン審査が可能ですし、過去の借入履歴に問題がなければ普通に審査が通ります。
今回は、そういった特殊なケースでない”普通の”無職やニートの方でも審査を通すための方法をご紹介致します。

◆収入の線引きはココだ!


先に記載したように、審査を通すにあたり、「収入がある」ということは絶対条件です
金融機関としても、収入の目途がない方に金銭を貸すことは、貸し倒れになるリスクや、取り立てに余分な費用が掛かるリスクが高いです。
そのため、一般的に、収入がないと考えられている無職は、審査が通らないと言われています。

では、収入とは、なんでしょうか?

例えば、専業主婦の場合、旦那の収入が嫁の収入として計算されます。過去にドラマでやっていた「逃げるは恥だが役に立つ」の契約結婚のようなイメージですかね。
ちなみに離婚した場合も、結婚時にできた財産は、専業主婦の場合でも、折半することが認められています。

つまり、自分で会社などに在籍して稼いだお金以外でも、入ってくるお金は収入として認められるということです。
具体的には、お小遣い、パチンコの勝ち、株・FXなどの投資、治験などの手渡しで現金をもらうボランティア、年金、慰謝料、養育費、自分の持ち物を売ったお金、などです。

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実は、いろいろ収入として考えることができるものはあります。
また、ここでいうお小遣いはお小遣いとしてもらっているもの以外も含まれます。
例えば、自分名義の携帯代や家賃、光熱費などを親から支払ってもらっている学生の場合、自分名義の携帯代や家賃、光熱費などが、立派な収入としてカウントできます。
つまり、仮に1カ月に、携帯代1万円、家賃5万円、光熱費1万円をもらっていた 場合、月収7万円、年収84万円となります。
そう考えると、けっこう収入ありますよね。注意点として、親の口座から直接引き落としされる場合など、自分の手元に一時的にでも入ってこない場合は、収入になりません。つまり収入と「自分の口座、もしくは現金で自分がもらっているお金」を指します。
上記のような年収は、「その他の年収」という年収に分類されます。

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◆職業欄を書くためにやること

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しかし、だからと言って、「その他の年収」のみで、職業欄を空欄で審査を通すことは、あまりローン会社にとっての印象がよくありません。
無職というだけで、「将来的に収入が約束されていない状態」であり、信用度が著しく低いのです。
その場合、派遣会社に登録し勤務先を派遣会社にしてしまうという方法があります。1日で登録完了できますし、実際にまだ勤務していなくても所属先として記入することが可能です。しかも、ほぼ100%登録時に不採用になることはありません。

ただ勤続年数は1カ月となり、信用度は低いです。

もし、過去に派遣会社に登録していた場合、在籍取り消しのやりとりをしていない限り、あなたの名前は派遣会社に残っています。なので、勤務先として記入可能です。勤務期間も登録したタイミングから記載することができます。
その場合は、厳密には無職ではないですね。ただ、学生時代に日雇いなどの派遣登録をしたまま、忘れて、無職だと考えている方も少なくはないのではないでしょうか。
また、退職して間もない場合、1か月以内であれば前職を勤務先として記入可能です。さらに、年収の部分もそれまでの実績として年収を記入することができます。

◆世帯主にならないことも大切

ただ、上記のような方法を使ったとしても、年収は低い状況でしょう。
その場合、「家族と同居」とし、自分が世帯主とならない状況が理想的です。
一人暮らしの場合、約100万円が生活維持費(お住まいの地域によっても金額は変わります)として年収からマイナスされた上で、貸出可能金額が計算されてしまいます。
しかも、現在の法律上、年収の3分の1までしか借入できません。ここでの年収は上記の生活維持費がマイナスされた上で計算されてしまいます。(例;年収300万円で一人暮らしの場合、生活維持費をひいた200万の3分の1、66万円までしか借入できない)
世帯主がいるというだけで、単純計算上100万以上年収がプラスされて計算されるとも考えられます。
注意点としては、家族の中であなたが一番年収が高い場合、あなたが世帯主としての扱いになってしまいます。
もしあなたが一番年収が高い場合は一人暮らしのほうがいいです。
世帯主は家を借りている・持っている人ではなく、世帯の中で一番年収のある方として考えるので、気を付けましょう。

◆まとめ

まとめると
・一瞬でも自分の手元に入ってくる金額は年収である
・少しでも印象をよくするため、勤務先はあるにこしたことはない
・可能であれば、自分が世帯主としてカウントされない状況

が理想的です。本来、一番お金のない無職の方こそローンを使いたいはずです。
全員が100%通せる方法ではないですが、無職でもローン審査が通る可能性があり、職がないというだけで、ローンを諦めないでください。

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