日本郵政がカードローンに参入?スルガ銀行の「したく」はどうなる?

■日本郵政が個人向けのカードローンサービスを開始?

「いよいよ」といったところでしょうか…日本郵政が個人向けのカードローンサービスを開始しようと動き始めました(2017年1月現在)。
具体的には、カードローンサービスを開始しようと、認可申請をするか?を検討し始めているという状況(2016年12月下旬ぐらいに発表)です。
実は、以前、日本郵政はカードローンサービスを提供しようと2012年に色々と動いたのですが、体制が整っていないなどの理由で認可が降りなかったという苦い経験をしています。
そのリベンジかは分かりませんが、色々と社会情勢が変わっていることもあり、再度、カードローン業界へ参入しようと考えているようです。
◇ニュースで大きく取り上げるほどの大事
さて、この「日本郵政カードローン業界進出」の話題ですが、利用者側、つまり一般人としての目線からモノを言えば「だから何?」という声も多いかと思います。
ただのいち企業が、新たな事業展開をするという話題となるため、このような思いになるのも頷けます。
しかし、このような思いとは裏腹に…大きくニュースで取り上げるなどして、「かなりの一大事!」という扱い。
つまり業界としては、かなり大きな出来事で、今後のカードローン業界が変革していく可能性が出てきているのです。

■「あれ?ゆうちょ銀行のカードローンって無かったっけ?」と思った人へ

詳しく「日本郵政がカードローン業界に参入すると?」というお話をする前に、1つ説明をしておかないといけないことがあります。
それが、見出しに記載したものになります。
確かに、既にゆうちょ銀行では、個人向けカードローンサービスである「したく」が提供されている状況です。
したがって、このような思いになるのは、至極自然なことというわけですね。
では、この「したく」という存在は何なのか?について、簡単に触れておきたいと思います。
◇ゆうちょ銀行が提供している「したく」とは?
一言で「したく」を説明すると…スルガ銀行のカードローンサービスとなるため、ゆうちょ銀行自身が提供しているサービスではないのです。
つまり、「したく」は、ゆうちょ銀行がスルガ銀行の代わりに窓口を担っているだけの話です。
両者は提携関係にあるため、このような状況になっていても、何ら不思議ではないことというわけですね。

■日本郵政がカードローンサービスを開始するとどうなるの?

ということで、ニュースで取り上げるほど大きな変革となる、日本郵政のカードローン事業ですが…。
気になることは、見出しに記載した通り「カードローンサービスを開始すると、どのような影響が出るのか?」という点です。
色々な意見がある中、ピックアップして2つほど紹介をしておきたいと思います。
◇高齢者向けのサービスが強くなる?
1つ目は、高齢者向けのサービスの質が向上する可能性があるということ。
ゆうちょ銀行の強みは、何と言っても高齢者サービスが手厚いということです。
ご存知の通り、昔からゆうちょ銀行を利用している高齢者が多く、そもそもの顧客の年齢層が高いという特徴を持っています。
カードローンサービスというものは、基本的に「高齢者には厳しいサービス」という状況。
これらを解決することができるという期待感を持たせてくれるのが、この日本郵政のカードローンサービスということになるわけですね。
◇利用者向けというよりも…国民向けというイメージが強い?
もう1つ大きな特徴を挙げるとしたら「イメージ」です。
ゆうちょ銀行は、言うまでもなく、郵政民営化が行われるまでは「国」が運営しているサービスでした。
そして民営化されたとしても、まだまだ「国」というイメージが強く、企業に対しての好感度は非常に高いといえます。
先の話と少しかぶりますが、このような大きな安心感(バックに国が付いているなど)もあり、高齢者たちは、民営化になったとしても利用をし続けているわけです。
もともと、カードローンサービスというのは、イメージがよいサービスとは言い切れない部分が、どうしてもあります。
このような安心感、好感度が高い日本郵政がサービスを展開することに大きな意味…つまり、業界全体のイメージを良くしてくれるという効果が期待できます。

■判断は難しいけど…大きな変化をもたらすことは間違いない

ここまで2つの大きな特徴…「日本郵政がカードローンサービスを展開し始めたらどうなる?」について触れてきました。
が、正直なところ、専門家たちの意見も、非常にまちまちです(未来のことなので色々な意見があって当たり前ですが…)。
むしろ後退する」「業界全体が活発になる」などなど。
ただ、1つ共通して言えることは、もし本当に認可申請が通りサービスを開始することができるようになったら、間違えなく大きな変化をもたらせてくれる「劇薬」になると言われています。
これが、どちらに転ぶか?は蓋を開けるまでは分からないため、利用者目線からモノをいうと「注視する必要がある」ということですね。

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