コツはコレだけ!おまとめローンの流れと事例を徹底解説

■実際に申し込むとこんな感じになる

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複数の借金を一本化し毎月の返済額を抑え、返済日も毎月1回で済む為、返済額の整理がしやすく、借金に困っている人にとっては非常に利便性の高い商品です。
しかし、おまとめローンは利用する銀行・消費者金融を誤ると逆に返済総額が上がり気付かないうちに損をしてしまうというパターンも多く見受けられます。
また、返済額を大幅に下げようと返済期間をまとめる前の返済期間より伸ばした場合、返済総額が大幅に上がってしまうというデメリットも存在しています。

■おまとめローンは銀行がおすすめ?

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よくおまとめローンを利用するなら銀行の方が良いと言うが、実際その通りで銀行は基本的に金利が低く複数の借金を返済額だけではなく、返済総額も減らすことができ本来の返済期間よりもおまとめローンで短くする事が可能です。
例えばA社、B社、C社の3社から40万円ずつ借りているとします。金利は3社とも18%で返済期間は5年で完済予定とします。毎月の返済は各社1万円ずつで合計3万円。返済総額は183万円となります。これを金利15%のD社でまとめた場合、毎月の返済額は2万8千円、返済総額は171万円となります。
返済額こそそんなに変わっていないように見えるが返済総額は10万円近く抑える事が出来ている。
おまとめ後に支払い機関を6年に増やした場合は返済総額がおまとめ前と同じ183万円となりますが、返済額は2万5千円と抑えることが可能です。

以上の事より、おまとめローンを選ぶ理由としてまず現在の金利よりも低いローンを選ぶというのが非常に重要です。
もし現在よりも高いおまとめローンを利用した場合は返済総額が大幅に上がる可能性が高いです。

おまとめローン”前”に絶対にやってはいけないNG事項5選

■申し込みの流れ

おまとめローンや借り換えローンなどの申し込みは従来のカードローン申し込みの流れと基本的に変わりません。しかし、申し込みする為の条件が従来のカードローンと異なる場合があります。例えば東京スター銀行は年収200万円未満の方、アルバイト・パートの方は申し込む事はできません。
もちろん、全ての銀行が厳しい申し込み条件を設けている訳ではありませんが、それなりの信用情報が無い場合、おまとめローンの審査に通過するのは難しいといえるでしょう。
また、おまとめローンは基本的に高額融資となるため銀行・消費者金融側から収入証明書の提出を求められる可能性があるので、利用を検討している銀行・消費者金融の公式サイトなどでしっかりと調べておくことをお勧めいたします。

おまとめローンに必要な書類は?申込は何が良いか?

■いきなり好条件のおまとめローンに行くと失敗する

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一口におまとめローンと言いましても、提供している業者によってその特徴は大きく異なります。

しかし、おまとめローンで何よりも重視すべきは「金利」でしょう。

おまとめローンの絶対的なメリットは、高金利の複数のローンを低金利のおまとめローンに一本化することによって、利息の返済を減らすことができるというもの。

それ以外のメリットは「おまけ」に過ぎません。

おまとめローンの中でも、銀行が提供しているおまとめローンは比較的低金利のものが多いので、まとめ先の候補に真っ先に名前が挙がります。

しかし、おまとめローンに限らず低金利のローンほど審査が厳しくなります。

好条件のおまとめローンに申し込んだものの審査落ちしてしまったら、すぐに次に申し込めばいい、というわけにもいかないのが難しいところ。

というのも、短期間にあまり多くのローン商品に申し込むと「多重申し込み」と判断され、有無を言わさず審査に落とされてしまうからです。

そのため、審査落ちには細心の注意を払わなければなりません。

おまとめローンの審査に通らない?

■借入件数の目安

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おまとめローンで審査に通るか落とされるか、その重要な判断材料となるのが「借入件数」です。

借入件数が1~2件であれば、おまとめローンにも非常に多くの選択肢があります。

2件くらいであればまだ本人に信用がありますので、銀行の低金利おまとめローンも十分に射程圏内です。

おまとめローンを検討している方で最も多いのが、借入件数3~4件。

これくらいの件数ですと審査もかなり厳しそうですが、さほどでもありません。

おまとめローンのメリットを最も実感できるのが、これくらいの借入件数ではないでしょうか。

借入件数が5件以上となりますと、おまとめローンの選択肢もかなり限られてきます。

銀行の低金利おまとめローンは、正直かなり厳しいでしょう。

Q.借入している状態で解約は可能?

■1件をとにかく完済する

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5件の借入件数がある方は、まずは件数を3~4件に減らすことを考えると選択肢が一気に広がります。

そのためには、そのうちの1件をとにかく完済してしまうのがいいでしょう。

その1件をどのローンにするかですが、残債が少ないローン、高金利なローンを優先的に完済するようにしましょう。

消費者金融系のおまとめで件数減らし

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そしてもう一つ、消費者金融系のおまとめローンを使う手もあります。

銀行系と比べるとおまとめローンの金利が高いのが消費者金融系で、プロミスのおまとめローンは年利4.5~17.8%、アイフルのおまとめローンは年利12~15%と、決して好条件とはいえません。

しかし、5件の借入件数がある人がそのうちの3件を消費者金融系のおまとめローンに一本化することによって、借入件数は3件にまで減少します。

消費者金融系のおまとめローンは、その競争の激しさから審査のハードルを下げる傾向があるため、審査には比較的通りやすいです。

しかも、消費者金融の借入は通常、年収の3分の1以上借りられない「総量規制」の対象なのですが、おまとめローンならば消費者金融系でも年収の3分の1以上の借入ができます。

ここでは借入件数を減らすことを重視して、比較的残債の少ない借入をまとめると、審査も通りやすくなり効果的です。

借入件数が3件にまで減少すれば、おまとめローンの選択肢も一気に広がり、本命である銀行のおまとめローンにも十分手が届きます。

消費者金融の選び方はこちら⇒消費者金融を選ぶときのコツは?結局のところどこが良いのか?

このように、消費者金融系のおまとめローンには借入件数を減らして「地ならし」をし、本命の銀行系のおまとめローンに通りやすくする使い方もあります。

■おまとめローンの審査に通過したら

おまとめローンの審査に通過し、契約することができたら、まず他社の借金をおまとめローンで全額返済し、その後におまとめローンの借金返済開始となります。
銀行でおまとめローンを利用する場合は追加の借入は原則できません。返済専用のローンとなりますので注意してください。消費者金融の場合、借金総額が総量規制内であれば追加の借入が可能のところも存在します。
以上がおまとめローンの実例と実際に利用するまでの流れとなります。
おまとめローンは多重債務者にとっては非常に便利な商品となりますが、金利や返済期間に注意しなければ返済総額が大幅に上がってしまうという事に注意してください。また、おまとめローンは銀行であれば基本的に低金利ですがその分審査も厳しいと言われています。
お勧めなのは銀行のおまとめローンですが、もし銀行のおまとめローンでは審査に通らないという場合は銀行に比べて審査が緩めと言われている消費者金融のおまとめローンを利用するのも良いと思います。しかし、金利は銀行より少し高めですので、そのポイントに注意して利用する事をお勧めいたします。

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