おまとめ・借り換えローンを選ぶポイント、NG?OK?

複数のキャッシング会社を利用している人の場合は、おまとめローンを利用すると貸付金利が下がるケースが多くなっています。

これは、総額でどれほどのキャッシングをしているのかということによっても大きく異なるのですが、2016年現在の日本の法律では貸し付けている金額によって上限金利が定められていて、10万円未満の場合は年利20.0%、10万円以上100万円未満の場合は18.0%、100万円以上の場合は15.0%というパーセンテージになっています。

そのため、複数のキャッシング会社から借りているお金を合計すると100万円を超えるというような場合は、1社にまとめたほうが金利も安くなり、完済までの期間が短くなるということになります。

そこで今回は、おまとめローンを利用する場合は、どのようなタイプの会社を選べば良いのかということについて詳しく紹介していきます。


おまとめローンは返済実績のあるキャッシングを選ぶのがポイント

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現在、日本には数多くのキャッシング会社が存在しています。

2006年にグレーゾーン金利が撤廃されたことから、大手や中小を問わずに多くのキャッシング会社が倒産するという事態になりましたが、それでも本当に多くのキャッシング会社が日本には存在しています。

その多くのキャッシング会社の中でも、おまとめローンをセールスポイントにしているキャッシング会社は多くなっていますが、それよりも初めに考慮に入れるのは「既に付き合いのあるキャッシング会社を選ぶ」ということになっています。

基本的に、新しくキャッシング会社におまとめローンの申し込みをするよりも、既に返済実績があるキャッシング会社を選んだほうが審査も通りやすいということになります。


返済実績というのは、どれほどの効力を持っているのか

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ここで、少し話は逸れますが、キャッシング会社が最も嫌がる行為というのは何でしょうか?

それは当然のことながら「貸したお金が返ってこない」ということになります。

そして、定められた返済日を過ぎて返済することが多い人というのは、「返済するのが苦しい生活をしている」というように判断されてしまいます。

このような状況の人に新たに貸し付けをするのは危険性が高いということが考えられるために、おまとめローンの申込みをしても断られるケースが多いです。

また、新たにキャッシング会社を探して、おまとめローンの申込みをしても既に複数のキャッシング会社から借り入れをしているという場合は、借り入れが出来ないケースも少なくありません。

しかし、毎月キチンと返済日に返済を続けることによって、キャッシング会社からの評価も「この人はキチンとお金を返すことが出来る人だ」という判断をしてもらうことが出来ます。

そのため、キャッシング会社からの信用が高くなるために、おまとめローンの審査についても通りやすくなるということになります。


既に付き合いのあるキャッシング会社がおまとめローンを展開していることが前提

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上記では、既に付き合いのあるキャッシング会社を選ぶのがベストという紹介をしてきましたが、当然のことながら既に付き合いのあるキャッシング会社が「おまとめローン」のキャッシングプランを展開していることが絶対条件となっています。

最近の大手キャッシング会社では、どこの会社でもおまとめローンのキャッシングプランを展開していることが多いですが、中小のキャッシング会社の中には、50万円以下の少額融資をメインにしているところも多いために、そのようなキャッシング会社では、おまとめローンを取り扱っていないために、どれほど返済実績があってもおまとめローンを利用することが出来ないので、その点に関しては注意して下さい。

借り換え先に選んではいけない業者の特徴

カードローンの借り換えを検討されている方の目的は基本的に「返済総額の軽減」「毎月の返済額の軽減」の二つに絞られてくるのではないでしょうか。

特に「住宅ローン」や「マイカーローン」など高額ローンの負担を少しでも減らす為に借り換えを検討している方を多いかと思います。
確かに高額なローンの場合、金利が少しでも下がれば返済総額が何万円単位で変わってくるのが高額ローンの特徴です。

例えば、3000万円の住宅を年利率1.0%で30年ローンを組んだ場合、返済総額は3473万円ですが、この金利が0.6%に下がった場合、返済総額は3278万円です。金利が0.4%下がるだけで195万円も返済総額が下がるのです。
しかし、これは成功例であり必ずしも借り換えで返済総額が下がるという訳ではありません。最悪の場合、返済総額が上がってしまうという例もあります。

借り換えローンの甘い誘惑

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世間一般的に「金利」の事を詳しく知っている人はそう多くはありません。そういった点を狙い契約数を上げようと企む銀行営業マンもいます。
正直な話、借り換えを検討している返済シミュレーションや営業マンの「借金がこれだけ減りますよ!」という話はほとんどあてにならないのが現実です。
変動金利や固定金利、借り換えのタイミングについてなどの参考サイトを多く目にしますが正直何を言っているか分からない人が多いのではないでしょうか?
確かに借り換えのタイミングや金利について完璧に理解している人であれば借り換えの成功率も上がりますが、こちらも必ず上がるとは限りません。
唯一、絶対に借り換えしない方が得策と言える業者の特徴は執拗な借り換えをお勧めしてくる業者です。
例えば「300万円近く返済総額を下げられますよ!」などの勧誘をしてくる中小企業は非常に危険と言われています。
とにかくノルマを達成したい営業マンが執拗に借り換えの誘いをしてきた場合は避けるのが無難でしょう。

借り換えの成功術なんてあるの?

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現在は「おまとめ」「住宅」「マイカー」などのローンが豊富です。銀行側もそういった高額ローンの契約をとる為に今はどの銀行も低金利を設定しています。
特に目先の金利にとらわれ借り換えにかかる諸費用で損をするといった例もあります。特に住宅ローンなどは借り換えに様々な諸費用が掛かります。
例えば、前の住宅ローンの抵当権を抹消するための手続きが必要です。抵当権というのはもし住宅ローンが返済できなくなった場合、「その家と土地を銀行側が没収します」と契約できる権利の事を指し、家と土地を借金の担保として確保するためのものです。
この抵当権を抹消する手続きには「抵当権抹消費用」というものがかかってきます。もちろん再度設定するのにも「抵当権設定費用」というものがかかる事があります。
その他にも「印紙税」「保証料」「手数料」「司法書士報酬」と様々な費用が発生し、元金が3000万円の場合は総合費用約80万円となります。
上記はあくまで「住宅ローン」の例えですので実際にどれだけの諸費用が掛かるかはわかりませんが、借り換えにもローンが多額であればそれだけ諸費用がかかってきます。
こういった諸費用を借り換えによる返済額軽減で解消できれば問題ないのですが、しっかりと借り換えにおける綿密な計画を立ててから検討するべきでしょう。
また、おまとめローンの成功術ですが、とにかく目先の金利にとらわれないようにして下さい。必ずしもその金利以下でローンが組めるとは限りません。
これは個人的な成功術ですが、下手にインターネット上のサイトで良く理解できないまま借り換えを検討してしまうよりは銀行などに住宅ローンについてご相談してみるのが一番手っ取り早い方法といえるのではないでしょうか。

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