これが原因で審査落ちかも!?一般的なブラックとは違う『社内ブラック』とは?

「○○ブラック」といった表現が多くあります。申し込みブラック、ブラックリストなど。
そんな中、「社内ブラック」という単語をご存じでしょうか?
今回は、一般的には出回っていない会社の中だけで共有する「社内ブラック」というものを紹介していきます。

社内ブラックとは?

社内ブラック』とはどういったものなのでしょうか?
通常のブラックリストと呼ばれているものは、信用情報機関に登録されているものを呼びます。
事故情報などの登録がされていて、キャッシングやカードローンなどの審査に大きく影響します。
そして、その事故情報が登録されている期間も大体決まってきて、5年~7年ほど残ります。
その期間が過ぎると、消えますので、永久的ではありません。

それとは違って、「社内ブラック」と呼ばれているのは、読んで字のごとく、その会社内だけで登録されている情報のことを言います。
その会社で保管しているものなので、基本的に他の会社の審査に影響を及ぼすことはないそうです。
しかし、通常の信用情報と違い、その会社が保有しているものなので、その情報は保有期間が法律で定められていません。
つまり、半永久的に残り続けるブラック情報なのです。

その会社では審査に影響する!

残り続けるということは、その会社が発行しているカードなどは持てなくなりますし、キャッシングやカードローンも利用できないことを意味します。
悪く言えば社内ブラックは、永久ブラックです。
いわば、その会社では終身刑を宣告された囚人と化します。

厄介なのは、その会社が保証会社などになっている場合です。
「社内ブラックは他社の審査に影響することはなく、あくまでも社内だけで保有しているもの」と説明しましたが、社内ブラック情報を持っているのが保証会社であった場合は、話が変わってきます。
申し込んだのは別の会社だとしても、実際に審査を行うのは保証会社なので、保証会社の保証を受けることができないということは、審査に通らないことを意味しています。

例えば、

● アコム ⇒ 三菱東京UFJ銀行カードローンなど
● SMBCコンシューマーファイナンス(プロミス) ⇒ オリックスVIPローンカードなど
● オリコ ⇒ みずほ銀行カードローン

これらは一部ですが、系列が同じ場合は残念ながら審査に落ちてしまうので、別のキャッシングが良いでしょう。
保証会社一覧に関しては、こちら(⇒○○の審査基準は?ひとめでわかる表で説明)に多く載っているので、これから申し込もうとしているところの保証会社はどこか、調べてみてください。

どんなことをしたら社内ブラックになる?

始めにいっておきたいのは、社内ブラックになる基準は会社によって違うので、一概には言えません。
一般的なのは、以下の通りです。

● 通常のブラックと同じく、債務整理をした場合(金融事故と呼ばれています)
● 通常はブラックにならないが、過払い金の請求をした場合(ならない場合があります。それは次に説明します。)
● 虚偽内容での審査・申込
● 支払いの遅延の異常な多さ・それによる解約
● クレジットカード現金化などの規約に違反する行為
● 審査に落ちたことをコールセンターにクレームをいれた

これらは通常の場合でも、信用のない状態であるといえます。
社内ブラックも通常のブラックも、取引したくないと思う相手であれば審査に通らないという根本の部分は同じです。

過払い金請求をしても社内ブラックにならない場合もある

上記で説明した通り、過払い金請求をしたら社内ブラックになるとしましたが、そうならない場合もあるのです。
それは、信販系・流通系クレジットカードなどのキャッシングを利用していた場合です。
過払い金請求に特に多いパターンなのですが、その場合はカードが使えなくなるわけでもなく、何も変化がないといったケースが多いようです。

そういった点をトータル的にみていると、銀行系や専業貸金業者は厳しいといわれていますね。
しかし、普段の生活に密着型の信販系・流通系の会社はそれほど厳しくないようです。
まずは信販系・流通系の会社を検討してみるのが良いかもしれません。ブラック記録がついていると、どうしても申込に通る可能性のあるものが限られてきます。

最後に|社内ブラックと通常のブラックは別物

いかがでしたか?

「社内ブラック」というものがとても厄介なものだとお分かりいただけましたか?
通常のブラックは数年で消えるので時間が解決してくれますが、
社内ブラックは半永久的に残り続けるので、過去に借金を踏み倒したり、延滞があったといった記録は残り続けているかもしれません。

ブラックじゃないのに審査に落ちたり、審査に落ちる心当たりがないという場合は社内ブラックを疑っても良いかもしれません。
その場合は系列で借りることは諦めるか、数か月後にもう一度申し込むなど対処したほうが良いでしょう。

また、もちろん一番大事なのは審査される利用者であるあなたの経済状況です。あくまでも、これは一例なので、心当たりのある方は知っておいてください。

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