消費者金融は審査が甘いというのは勘違いかも!『銀行と消費者金融の違い』

今回は、カードローンなどに申し込む際はぜひ参考にしていただきたいテーマです。
銀行カードローンと消費者金融の『さまざまな』違いについて取り上げていきたいと思います。
イメージでいえば、銀行カードローンは審査が厳しく、消費者金融は誰でも審査を通過できるような印象がありますが、本当にそうなのでしょうか?
形態の違い、内容の違い、などすべてを取り上げるのは厳しいので、ザックリとした違いについて紹介していきます。
また、誰しもが気になっているであろう「審査」についても、ここでハッキリしましょう!

法律的な違い:「総量規制の有無

まず決定的に違うのは、総量規制の対象になるか否かであると思います。
総量規制とは、貸金業法のもとで決まっている「年収の3分の1以上借入することはできない」という決まりに基づいて、その対象に入ってるか入っていないかというものです。
この規制ができたことによって、多額の借入が厳しくなりました。
そして、消費者金融はこの対象になります。
しかし、銀行は対象には入りません。
これによって「銀行は審査が厳しい」というイメージがついてしまったのではないかと考えます。

総量規制によって消費者金融から借入ができなくなった場合でも、銀行に借入申込をすることはできます。
それは、銀行が貸金業法ではなく銀行法を適用しているからです。
銀行は総量規制がないことにより「借入の範囲が広がる」というメリットはあります。

金利の違い:「金利の高低

消費者金融に比べて、銀行は金利が低めに設定されています。
上限金利でみると、消費者金融は18.0%程度で、銀行は14.5%程度で借入ができる場合が多いです。
消費者金融全体と銀行全体での比較ですとこういった違いがみられます。
もちろん金利は低い方が助かりますよね。
ここまで銀行が有利に感じますが、もちろん消費者金融にも良い面はあります。

キャンペーンの違い:「無利息期間の有無

消費者金融には「無利息期間」があります。
SMBCコンシューマーファイナンスの「プロミス」と「アコム」にありますので、例えばどういったものかみてみましょう。

● SMBCコンシューマーファイナンス「プロミス」・・・メールアドレスの登録とWEB明細利用の登録で30日間無利息。

● アコム・・・30日間無利息

少額の借入で短期間で返済ができる場合は、銀行カードローンよりも返済額が低くなることもあるので、かなりオトク感があります。
これは銀行カードローンにない良さではないでしょうか。

⇒⇒⇒無利息期間サービスを設けている業者

スピードの違い:「即日融資の不可

銀行は審査を保証会社が行っている場合が多いため、時間がかかります。
一方、消費者金融は自社で行っており、審査も早く即日融資も可能です。
消費者金融の多くは平日お昼(目安は14時)までに申込と審査を終えることができれば、即日融資も可能になります。
銀行の場合は、指定の口座を持っていれば即日融資が可能になるケースもありますが、多くは審査に時間がかかるため即日融資にならないケースが目立ちます。

急ぎの場合は消費者金融を利用することをオススメします。

審査の違い:「甘い?厳しい?

申込をする際、審査が「甘いのか?厳しいのか?」は一番気になりますよね。
イメージでは銀行のほうが厳しそう、消費者金融のほうが甘そうといった感じだと思います。

しかし、実は銀行も保証会社を通して審査をするため、消費者金融のほうが甘いということではないようです。
審査の厳しさに関しては、「どちらも同じ」です。
中には「銀行の審査に落ちたけど消費者金融の審査は通った」という方や「ある消費者金融は落ちて、ある消費者金融は通った」という方もいるようです。
銀行と消費者金融も異なりますし、消費者金融同士でも異なります。

また、審査の際に注意していただきたいのは、「複数申込をすること」です。
複数のうちどこかが通ってほしいという気持ちで申込を出していたとしても、多額の借入をしようとしていると思われますし、信用情報に載ることによってその後の審査にも影響します。
通るものも通らなくなってしまいますので、やめてください。
どうしても必要な場合は、一つずつ申込みましょう。

在籍確認の違い:「電話確認の有無

銀行カードローンと消費者金融では、在籍確認の方法が異なります。
通常の在籍確認では会社に電話がかかってきます。
その際、会社名ではなく担当者の名前でかかってくるため、誰かにバレたりする可能性は極めて低く抑えてもらえるのですが、やはり会社に電話がかかってくることをあまり良くは思いませんよね。
これは銀行カードローンは避けることはできません。
しかし消費者金融によっては、社員証明書や健康保険証などの書類で在籍を認めてくれる場合もあります。
電話がかかってこないというのは人によっては大きなメリットになりますので、自分が利用しようとしている消費者金融はどうか確認してみるのもありですね。

また、消費者金融では「アイフル」がいまのところ唯一のようです。
50万円以下の少額の借入の場合のみなので、高額になると在籍確認は避けては通れないでしょう。

銀行では、「三菱東京UFJ銀行のバンクイック」は銀行にもかかわらず在籍確認を必須としていないカードローンです。
ですので、在籍確認を心配していて総量規制外で借りたい人は「三菱東京UFJ銀行 バンクイック」がオススメです。

保証人の違い:「なし

借入の際に保証人は必要なのか?
そう考える方もいらっしゃるかもしれませんが、これは銀行も消費者金融も変わらず、保証人は必要ありません。
しかし、銀行の場合は審査の際必ず保証会社を通して審査をします。
その保証会社を通過しなければ、借入をすることはできません。

最近は銀行の傘下に消費者金融が入っている場合が多く、境界線が少しずつなくなっています。
銀行カードローンが使うその保証会社とは、アコムやSMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)などの消費者金融で、これが審査に通りやすいといわれているようです。
他の保証会社ですと審査が厳しくなる場合が多く、審査に通りやすいといわれている保証会社をつけている銀行カードローンは人気なのです。

どの銀行がどの保証会社を利用しているのか?
それはこちら(⇒○○の審査基準は?ひとめでわかる表で説明)で詳しく説明しています。
ぜひみてみてください。

ですので審査については、銀行カードローンは厳しく、消費者金融は甘いといった結論が出ることはありませんでした。
それは銀行カードローンも保証会社として消費者金融を利用していたりするためです。
しかし、イメージと口コミで銀行カードローンに落ち消費者金融は通ったという方も多く、表面上だけではわからないそういった事実もあるようです。

項目 銀行 消費者金融
総量規制 なし あり
金利(目安) 上限金利年14.5% 上限金利年18.0%
無利息期間 なし あり
即日融資 銀行による 平日14時までの申込で可
審査 厳しい? 甘い?
在籍確認 あり あり(一部書類でも可)
保証人 なし なし

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