Q.借入している状態で解約は可能?

とある人が、とある消費者金融業者から融資を受けていたと仮定します。
条件反射でついつい身構えてしまいますが、諸所の理由で解約をしないといけないとなった場合…。
どうしたらよいと思いますか?
意外と知らない方も多くいらっしゃるため、ここで詳しくお話をしていくため、興味があれば、ご一読してみてください。

■融資を受けている状態で解約はできるのか?

結論から申し上げると、融資を受けている状態での解約は…可能な業者と不可能な業者が存在します。
ハッキリと「これだ」という回答をすることが出来ずに申し訳ございませんが、これが事実のため、どうしようもできないのが正直なところです。
ともあれ、消費者金融業者、銀行系カードローンを含め、各々の業者によって対応が異なってくるため、都度、確認することが必要となります。

と、記載しましたが、実はこれ…完全な言葉遊び的な部分になってくるのが現状です。
先ほどのお話は、真面目に記載をすると、可能な場合と不可能な場合がある言わざるを得ませんが、視点を換えると「何処の業者も、途中で解約することができる」となります。

「もう何を言っているのか分からない」という方は、このまま次の見出しの章を読んで言ってみてください。
そうすれば、ここまでお話したことの言わんとしていることが理解できるかと思います。

■解約する場合の注意点をしっかりと理解しておくこと

さて、まず説明していくのは「途中解約が可能な業者」について。
もし借入金がある状態で解約をした場合、一体、どういうことになるのか?
注意点も含めて、掘り下げてお話をしていきたいと思います。

◇基本的には翌月の請求日に一括返済することになる

平たく言ってしまえば、解約した翌月の支払日に借入金の残り全てが請求されることになります。
業者側から言えば「解約をするのは別に良いけど、貸したものをはしっかりと返してね」というスタンスです。
解約した後も、分割で返済をしていくものと、よく誤解されますが、一括返済となります。
したがって、借入金が残っている状態で解約をするのであれば、しっかりと一括返済ができる状態にしてからにする必要があります。

◇クレジットカードの分割払い・リボ払いも一括返済となる

ちなみに、クレジットカードの解約のときも、同様の考え方になります。
キャッシングサービスを利用していた場合は、翌月に一括返済の請求がなされるため、注意をしておきましょう。
もう1つ注意をしておきたいことが、小見出しにも記載されている「分割払い」と「リボ払い」についてです。
いずれも、一括払いになるため、合わせて理解をしておく必要があります。

■途中解約ができない場合はどうしたらよいのか?

借入金がある状態で解約ができない業者であっても、どうしても解約をしたい場合はどうしたらよいのか?
答えは単純で、完済をしてから解約をすれば良いだけです。
途中で解約ができない理由の殆どは「完済していないのに解約なんてさせません」と、業者側が考えているからです。
当然の主張と言えますし、しっかりと筋が通っているため、何ら不思議な話しではありません。

クレジットカードの場合も、やはり同様で、分割払い、リボ払い、そしてキャッシングサービス。
いずれも全て完済してから、解約が出来る状態になります。
ちなみに、完済させる方法は、所持しているクレジットカードの窓口に連絡をして、指示を仰ぐだけです。
多くの場合が、銀行振込になります。
しかし、時間的な余裕があるのであれば、翌月の支払い時に一括でという方法になります。
つまり、いちいち銀行振込をせずとも、実は完済することは可能なのです。
何だか、先ほどの「途中解約ができる」というお話に似てきました。
ということで、次からは、ここまでのまとめについて、触れていきます。

■結局「完済」することになるだけ

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もうお察しかもしれませんが、借入金がある状態で途中解約ができると断言できる理由は以下の通りです。
「どちらにせよ完済をしないといけない。その完済のタイミングが解約前か?解約後か?の違いだけ」ということになります。
これが、本記事の最初の方で記載した「何処の業者も、途中で解約することができる」の真意となります。

恐らく「ただの言葉遊び」と、感想を抱いた方もいらっしゃることでしょう。
まさにその通りですが、厳密には状況が全く異なっており、どちらかと言うと、後者の「完済後に解約」の流れが一番綺麗と言えます。
もっと言ってしまうと、昨今は、後者の「途中解約はできません。したいのであれば完済してからにしてください」というスタンが圧倒的に多いです。
完済前に解約は、業者側が大きなリスクを負うだけの行為ですから、この流れになるのは自然なことと言えるでしょう。
借入金がある状態で、何処かに夜逃げされてしまえば、回収ができなくなってしまうため、一瞬にして企業としての利益が飛んでしまいます。
したがって、業者としては、何が何でも完済をしてもらわないと、非常に困るということです。

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